爺の淀み

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

世の中にある人と栖(すみか)と、又かくのごとし。

淀みに溜まりし爺は、只腐れ果てて行く。

其の中からは何も生まれぬ。

ただ過ぎ去りし人生有るのみ。

dlife 爺の生き様。

人生50年下天のうちをくらぶれば夢幻のごとくなり。 60過ぎたら只のごみ。 動かぬ体で足掻く姿は魑魅魍魎のごとし。

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